Konifar's WIP

親方!空からどらえもんが!

ブログで炎上しないために工夫していること

最近、ほぼ毎日炎上した記事を目にします。時には 炎上した記事を叩く記事まで出てきたりして、なんだか殺伐としてるなぁと感じることもあります。

中にはあえて炎上させている人もいると思うんですが、自分はできれば炎上させたくないです。炎上するとTwitterはてブですごい勢いで色んな意見が来て、めちゃくちゃ精神が消耗するからです。ブログを書き始めてから何度か炎上してしまったことがありますが、本当に仕事が手につかなくなるレベルです。

炎上と一口に言っても理由は様々なのでひとくくりにはできません。個々のケースを引っ張り出して「ここがよくなかったよね、こうしたらよかったよね」という感じでケーススタディにしたとしても、 どういうところがまずかったか本質的に理解できなければあまり意味がないように思います。

このあたりは自分もちゃんと整理できていないので、 自分が炎上しないように最低限工夫してるところをまとめておこうと思います。「そもそも炎上ってダメなの?」とか「炎上させてでも広く伝えたいことがあるんだよ!」とか色々な意見があるとは思いますが、読み手を不快にさせるような炎上はなるべく避けるべきというスタンスでまとめます。

汚い言葉を使わない

ブログで伝えたいことがあるなら、汚い言葉を使わない方がいいです。

例えば 「要らない物を捨てたら生活レベルが上がった」という趣旨の記事を書きたい場合、 「いまだに要らない物を捨てられない馬鹿に告げる」みたいなタイトルをつけない方がいいよ、という話です。

この例は極論ですが、ブログのタイトルというのはかなり重要なのでキャッチーなタイトルをつけようとする人は多いです。タイトルを工夫すること自体は悪くないんですけど、ちょっと行き過ぎて過激なタイトルをつけてしまう人もいて、それが炎上の火種になってしまうケースは結構多い気がします。

「綺麗な言葉じゃ伝わらないこともあるんだよ」という意見もあるとは思うんですが、特定の人たちを小馬鹿にしたり攻撃したりするような表現はなるべく避けた方がいいんじゃないかなぁと思います。たくさんの人に読んでもらいたい気持ちはわかるんですけど、炎上すると伝えたいことがきちんと伝わらなくなってしまうこともあります。さらに言うと、意図せず人を傷つけてしまうこともあるので、タイトルも内容も汚い言葉を使わないように意識した方がいいです。

多角的な視点を持って書く

何かを伝えたい時、 この主張だけが真理だと感じさせるような極論表現は避けた方がいいです。

例えば 「残業するくらいなら朝早く出社した方がいい」という趣旨の記事を書きたい場合、 「それができない事情の人もいるんじゃないか」と一度想像してみた方がいいよ、という話です。朝はどうしても起きられない人や、周りが残業していて早く帰りにくい人など、人によって色んな背景があるはずです。もちろんそれらを全部考慮して書くと本当に伝えたい主張がブレてしまうので難しいですが、一度想像してみることが大事です。

読み手は書き手の性格もバックグラウンドも何も知らないので、書かれた文章のみで判断します。そのため、極論のような表現を見ると「こいつは視野が狭い浅はかな奴だなぁ」と思われて、それが火種となって炎上することがあります。物事を多角的に考えてみて、 「色々な事情もあると思うけど、それはわかった上で主張したいんだよ」というのを文章に盛り込みましょう。

ただこれは結構難しくて、あまりやりすぎると結局何を言いたいかわからない文章になります。言い訳を並べたみたいにならないように簡潔に盛り込むのが大事です。自分の場合、「あくまで自分の経験として」「もちろんこういう事情もあると思いますが」「先に補足しておくと」といった枕言葉を置いて一言注釈を入れることが多いですが、どうすべきかはまだ固まっていません。

知らない分野はあまり言及しない

よく知らない分野については、中途半端に言及しない方がいいです。

例えば、見たこともないアニメの実写化について批判するような記事は控えた方がいいよ、という話です。これは賛否両論あって、「ブログなんだから自分の好きなことを思った通りに書いていいんじゃないか」という人もいると思います。もちろんその通りなんですが、炎上の火種として考えてみると、やはりよく調べて書いた方がいいんじゃないかなぁと思うんですよね。

知らないことをにわか知識で言及すると、それ違うよと指摘を受けることがあります。謙虚な文体で書いていれば批判にはなりませんが、ちょっと生意気だと思われると一気に炎上する可能性があります。

ネットは馬鹿っぽい人に厳しい側面があります。 本当に馬鹿かどうかは関係なくて、馬鹿っぽいと判断された途端に一気に批判を浴びることがよくあります。で、知らない分野について中途半端に言及すると「こいつ全然わかってないな。馬鹿だな」と思われやすいのでやめた方がいいんじゃないかなぁと思うんですよね。

個人的には、経験から書かれた記事の方が面白いと感じることが多いので、詳しくないことは書かない方がいいんじゃないかと思っています。もし書く場合は、「あまり詳しくないので間違っているかもしれませんが書いてみます」と言った感じで一言前置きを入れておくといいかもしれません。

ネタを入れすぎない

ちょっと真面目な記事なんかで、ところどころにギャグというかネタっぽい文章を入れた記事を見ます。

読み手が飽きないようにする工夫として有効なこともあるんですが、やり過ぎは危険です。ちょっとしたギャグを入れるのは結構難しくて、笑えなければ意味がありません。特に、ダークなネタだと笑えないどころか批判を浴びることになる可能性もあります。

例えば、 「ブログで月3万円稼げるようになりました。」という文章の後に、 援助交際1回分くらいありそうですよね!」みたいなことを書くとヤバいです。これは大げさな例かもしれませんが、要は 書き手が面白いと思って書いた温度感は読み手に伝わらないことがあるという話です。炎上している記事を見ると、こういう余計な一言というか、主張の大筋とは関係ないところで炎上してしまっているケースも多い気がします。

まぁこういう遊びは書き手の味が出たりもするので一概にやめるべきとは言えないんですが、やり過ぎは禁物だよなぁと思う次第です。

読み手が不快にならないか見直す

炎上している記事は、勢いのままに書いたんだろうなぁというものが多いです。

個人的には勢いのままに書いた文章は感情が溢れていて好きなんですが、一度見直して書き直せば炎上しなかったのになぁと残念になったりもします。特に、主張自体は共感できるのに言葉のチョイスがもったいないと感じる記事は多いです。

記事を書いたら一度落ち着いて文章を読み返してみるのがオススメです。「上から目線と思われないかな」、「自分と違う環境の人が読んだらどう思うかな」と色々考えながら読んでみると、ちょっと失礼な表現が目につくことがあります。そういう細かいところを修正するのは、めんどくさいですが大事です。一度この作業を挟むだけでも、炎上の火種はだいぶ減るはずです。

もちろん公開前には想像もしなかったところを指摘されることもあります。自分の文章に落ち度があると感じたら、記事公開後でも修正して誤解を解消するのがいいと思います。


自分は炎上記事に対して批判記事を書くみたいな流れがあまり好きではなくて、意図した炎上じゃないなら批判記事よりももっと根本的に工夫してるところとかをまとめて公開するべきじゃないかなぁと思っていました。

もちろん自分もまだまだ未熟なので、色々工夫してみても炎上してしまうことはあります。読んでくれた人に不快な思いをさせてしまって申し訳ないので、その度に工夫するところを更新するようにしています。

今もこの記事自体が炎上したらどうしようかとちょっと不安です。もしそうなったらすみません。

以上です。