Konifar's WIP

親方!空からどらえもんが!

SHIROBAKO ロロの恋の行方

SHIROBAKO Advent Calendar 2020 始まりました。

Advent Calendarも6年目になりますし、原点回帰*1してロロの恋の話をすることにしましょう。 本当は劇場版について書きたいところなんですが、コロナの影響で1回しか見れていないのでまだ咀嚼しきれていないんですよね。

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ロロの恋のきっかけ

ご存知のとおり、ロロはミムジーに恋をしています。お腹の月の輪のプリントずれを不良品だとみんなに苛められていたところを、ミムジーだけはかっこいいと言ってくれたのがきっかけだそうです。

いい話ですね。ちなみにこの設定は最初は明確ではなく途中で追加されたものみたいです。第2話『あるぴんはいます!』のエピソードを思い出してニンマリしますね。

EDでのラブレターアタック

そんなロロはEDでラブレターを渡し、毎回断られ続けます。

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Animetic Love Letterに合わせた愛くるしいダンスの後、毎週毎週ラブレターを受け取ってもらえず、それでも諦めずにアタックし続けるロロの姿を見て応援していた方も多いのではないでしょうか。

ラブレターを受け取ってもらえたのは第12話で杉江さんが無双した回ラストの特別EDです。

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個人的にはこの時のロロの表情はあまり好きではないですが、受け取ってもらえたこと自体は本編と同じくらい感動しました。

余談ですが、ED曲のAnimetic Love Letterは、ただロロのミムジーに対する恋心を歌った曲というものではないんですよね。歌詞に『1週間に一度会える日は』『見えないおしゃれはコマ送りで』とあるところから、これは視聴者からアニメへの愛、あるいはアニメ製作者から視聴者への愛を綴っているものだと考えられます。その愛をロロが文字通り身体(ダンス)で表現しているわけですね。ちなみにこのダンスは水島監督が指導したものらしいです。Another6話の時もそうですが、水島監督ダンスシーン好きですよね。

ラブレター後の恋の行方

さて、第12話のEDでラブレターを受け取ってもらえたロロはその後ミムジーとどうなったのでしょうか。ミムジーの性格上そもそもデレるようなことはないとは思いますが、劇中ではあまり関係性の変化が見られませんね。自分も当時「ロロその後どうなったかな...」と気になりながら見ていたのを覚えています。

そんな折、第23話で宮森のラストシーンの余韻に浸りながらEDを見ていたところ、何かが違うことに気付きました。

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ん????

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ロロじゃね????

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ロロじゃん!!!

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手つないでるぅぅ!!ラブラブしとるやんけええ!!!

そう、第23話も第12話のように特別EDとなっており、いつもドーナツ5人衆が描かれてたところがロロとミムジーになっていたんですね。

この演出について、映像デザインを担当していたANNULUS DESIGNさんが言及しています。

いい話ですね。何が特にいいかって、この演出を最終話ではなく第23話に持ってきたところですよ。アニメ製作者から視聴者に一番熱が伝わるタイミングでロロの恋の行方をさりげなく出すって、完全にAnimetic Love Letterじゃないですか。このEDが放映されるまで、製作者サイドは『朝からなんだかそわそわして 他の誰かに 悟られそう ダメダメ......』といった心境だったことが想像できますね。


劇場版2回目を見る時はおそらくBlu-rayを購入した後になるかと思いますが、『見えないおしゃれは コマ送りで ちょっとしたこだわりをみつけ』ながら、引き続きロロの恋の行方を追っていきたいと思います。

それでは、最後は自分が一番好きなロロのシーンで締めましょう。今年のAdvent Calendarもよろしくお願いします。

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*1:Advent Calendar2015にて自分が最初に書いた記事は、ロロの何が俺の心を震わせるのかだったのでした。