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「できない理由よりできる理由を考える」を人から言われると辛い

「できない理由よりできる理由を考える」という言葉があります。

◯◯だからできませんとか言ってても仕方ないから、やると決めたらどうすればできるか考えたほうがいいよね、という考えです。

自分はこの「できない理由よりできる理由を考える」みたいな文化の組織でずっと働いてきました。前職も今の職場も同じ雰囲気なのでやりやすいです。

ただ、この言葉は時に反感を覚えるというか、なんかすんなり受け入れにくいことがあるなぁと感じていました。一言で言うと 「なんかイラッとする」ってやつです。

そう感じるのはなぜなのか整理できてなくてよくわからないので、ちょっとまとめておこうと思います。

言葉自体には納得してる

「できない理由よりできる理由を考える」という言葉は、仕事をする上での姿勢としてはとても納得しています。

仕事をしていくと大変なことでもやりきらないといけない状況というのはたくさんあるので、その度にできないできないと言っていたら萎えてしまうし、前向きに考えるという姿勢は必須だなぁと思うわけです。仕事をする上で大事な考え方を端的に表していてわかりやすいです。

あくまで自分の経験上の話ですが、「できる理由を考える」というマインドを常に意識しておいた方がいいというのは、たぶん間違ってないです。

人から言われると辛い

じゃあどんな時に納得しにくいのかというと、 この言葉を人から言われた時です。

なんか素直じゃない奴みたいですけど、たぶんこの言葉は人にそのまま言うべきものじゃないんじゃないかなぁと思うんですよね。この言葉を人から言われると、「お前はできない理由ばっかり言ってる。もっとポジティブに考えろよ」って責められてるみたいで、ちょっと辛くなる気がします。

もちろん、後輩指導や組織の文化浸透のための合言葉として使うこともあると思います。組織内でそういうマインドの違いがあると次第に消耗していくので、それも大事なことだとは思います。

ただ、「できない理由よりできる理由を考えよう」って言葉は、 必ずしも全員に響くものじゃなくて、下手すると反感を買う気がするんですよね。

この言葉を言われて、「よし、できる理由を考えるぞ!」みたいな感じで切り替えられる人って結構少ないんじゃないかと思っていて、指針として掲げるのはいいけど人から言われると辛くなるんじゃないかなぁと思うわけです。

言い方次第かも

そう考えてみると、結局伝え方の問題なのかなぁと思ったりします。言葉自体がよくないというわけではなく、浸透させる方法としてこの言葉をそのまま使っても効果ないかもしれないなぁと思うんですよね。要は言い方次第ってやつです。

じゃあどんな言い方ならいいんだよって話なんですが、自分は昔マネージャーに言われた 「大変だと思うんだけど、できたら超かっこいいよ」という言葉が一番モチベーション上がったのをよく覚えてます。

何をどこから取りかかっていいか全くわからない状態だったんですが、「たしかにできたら超かっこいいな…」と感じて、とりあえずどうすればいいか考えるようになりました。

すごい単純な奴みたいですが、大事なのは 同じことを伝えるにしても人によって響く言葉は違うということです。他の人はどうかわかりませんが、自分は「できない理由より〜」という言葉より「できるかわからないけどできたらかっこいい」という言葉の方がすんなり受け入れられたんですよね。今でも「これは厳しいだろ…」と感じた時は、「でもできたらかっこいいな」と切り替えてからできる理由を考えるようにしています。

まとめ

「できない理由よりできる理由を考える」というのは、慣れないうちは結構切り替えるのが大変です。納得感のないままこの言葉に従おうとするとちょっと辛くなるかもしれません。

この言葉の本質は、 「ポジティブに前に進めるように考えた方がいいよね」ということだと思うので、ポジティブに考えられるような自分の言葉で置き換えて使った方がいいんじゃないかなぁと思います。自分の場合はできないと思った時に「でもできたらかっこいいな」と考えると一番切り替えやすいです。

こういうポジティブさは人から強要されるとしんどいこともあるので、自分で切り替えられる言葉を持っておくといいんじゃないかなぁと思います。

だいぶ整理できたので以上です。