Konifar's WIP

親方!空からどらえもんが!

「失敗する前に戻ってやり直せるとしたらどうする?」という振り返り

仕事で失敗した時の振り返りは気持ちが沈みます。失敗したのだから凹むのは仕方ないんですが、次に活かすためには失敗を真摯に受け止める必要があります。

振り返りは、 「よし、次がんばれそう」と思えるようになるのが理想だと思っているんですが、失敗を受け止めつつ前向きになるのは結構難しいんですよね。これは以前からどうすればいいかなぁと考えていて、1つ良さそうな方針が固まってきたので整理しておこうと思います。

と言っても、自分の考えてることのまとめなので「いやいや、振り返りってのはもっとこうすべきだよ」みたいな意見もあるかもしれません。その辺りは生暖かく指摘してもらえると助かります。

明るい雰囲気で振り返りたい

今はプレイヤーとして働かせてもらってますが、前職では時々フィードバック面談みたいなことをやらせていただいたりしてました。で、毎度のように暗い空気になってしまって申し訳ないなぁと思ってました。

本来フィードバックというのは今後をよりよくするためのポジティブな場であるべきだと思っていて、終わった時に前を向いて次の仕事に取りくめるようになるのがいいと思うんですね。なので、できれば明るい雰囲気で反省点と改善点を見つけていきたいわけです。

もちろん厳しく真剣にやった方がいいとも思うんですが、失敗した時ってすでに十分凹んで反省しているはずなので、振り返りの場くらいは和んだ感じで進めてもいいんじゃないかなと思ってます。

責められてる気がして凹みやすい

と言いつつも、明るい雰囲気で失敗を振り返るのってすごく難しいです。良かったところを伝えてあげたとしても失敗したことには変わりないので、やはりどうしても気持ちが沈んでしまうんですよね。

失敗を振り返る時は、「何が原因だったと思う?」「どうすればよかったか考えよう」みたいな進め方がよくあると思うんですが、どうも空気の重い反省会みたいになってしまいがちです。なんというか 責められてるような気持ちになってしまうんですよね。特に、振り返ることに慣れていない新卒の方なんかは、必要以上に自分を責めてしまって凹んでしまうこともあります。

例えば、「何が原因だったと思う?」と聞くと 「えーっと…うーん…すみません…」って感じになって、次の「どうすればよかったか考えよう」という今後につながる話に進みにくくなってしまうみたいなことがあります。これ、自分も同じような経験があるのですごく気持ちがわかります。

何が原因か?と聞かれると固まってしまうんですよね。なんというか、 原因ありすぎてどう言っていいかわからない。もはや 「自分がダメすぎたことが原因です」みたいに言うしかなくて、何も言えなくなってしまう。

次に活かすための振り返りだとはわかっていても、どうしても責められてる感じがして凹んでしまうわけです。

「失敗する前に戻ってやり直せるとしたらどうする?」という質問

結局この 『責められてる感』が雰囲気を暗くする大きな原因なんじゃないかと思ったんですね。 で、どうすればその感覚を減らせるかなぁと考えた時に、やはり聞き方を工夫する必要があるんじゃないかと思ったわけです。

失敗した人に「何が原因か?」って聞くから、当然当事者の自分を責めることになってしまうんじゃないかなぁと。じゃあちょっと聞き方工夫してみようと思って考えたのが 「失敗する前に戻ってやり直せるとしたらどうする?」という質問でした。

例えばマリオだったら失敗して落ちてももう一度最初から始められるじゃないですか。そんな感じで「戻ってやり直せるとしたらどうする?」と聞いてみるわけです。そうすると、「最初にスケジュールちゃんと立てますね」とか「あのタイミングで◯◯さんにすぐ相談します」とか、すぐに使える具体的な改善策がぽんぽん出ることが多かったです。

これは本質的には「何が原因だったと思う?」と聞いてるのと同じなんですけど、 ちょっとした聞き方の違いで振り返りの質が変わるのかもしれません。

まとめ

何か失敗した時に「何が原因だったと思う?」と聞かれると責められてるような気持ちになって凹んでしまいがち。「やり直せるとしたらどうする?」と聞かれると具体的な改善が出やすくポジティブに整理できるのでオススメ。

今は、自分で反省する時も同じ発想で考えたりしてます。「何が原因だったか」と考えると「あぁ…俺やっぱり全然だめだぁ…」と凹んでしまうこともありますが、戻れるならこうする、今の俺ならこうできる、みたいな発想で考えると気持ちが楽なんですよね。自分の考えの幅が広がっていることにも気がついて、ポジティブな気持ちになれたりもします。

個人的には結構効果の高い工夫だったので、もし同じような悩みがあれば試してみるといいかもしれません。