Konifar's WIP

親方!空からどらえもんが!

仕事を任された時は目的を意識した方がいい

後輩から質問された時、質問の意図がわからなくて「これってそもそも何のためにやってるんだっけ?」と逆に聞き返すことがあります。

で、たまに「わかりません」と返されることがあって、「じゃあなんでやってるの?」と聞くと、だいたい 「○○さんからそう言われました」という感じの返事が返ってきます。

これ別に後輩だけが悪いわけではないんですけど、そういう仕事のやり方だと色々しんどいだろうなぁと思うんですよね。ただ、じゃあどうすればいいのかってところを整理できてなくていつも伝えられないので、思考整理しておこうと思います。

もちろん仕事のやり方というのは組織によって様々ですし、全てのケースで当てはまるものではないと思います。また、そもそも仕事を渡されるのを待ってる時点でダメだろみたいな考えもあるかもしれませんが、あくまで自分自身の整理としてまとめます。

言われたことをそのままできるのも重要

まず勘違いしてはいけないのが、上司や先輩から指示されたことをそのままできるというのは重要なスキルだということです。というか、むしろかなりレベルが高いんじゃないかと思います。

誰でも最初は何をやっていいかわからないものですし、指示されたやり方をそのままやる方がうまくいくことも多いです。

目的を意識するとなお良い

その上で言いたいのは、 目的を意識するともっといいんじゃないかということです。何がいいって、目的を明確にすると無駄な仕事をせずに済んで色々楽になるんですよね。もっと言うと、仕事自体やらなくてよくなったりすることもあります。

以前、任された開発のタスクについて、お客さんのやりたいことをよく聞いてみたら 「これ開発要らないんじゃね?」という話になり、開発せずに既存の機能をすぐに提供して終わったということがありました。言われた通りの開発をしていたら2週間はかかったはずですが、目的を考えてみたら何も作らずに済んだんですね。

要は、 目的を意識して本質を見極めると効率よく問題を解決できることもあるということです。

やり方を指示されたら一度疑うといいかも

目的を意識するというのは、 「何のためにやるのかを考える」ということなんですが、慣れないとなかなか難しいです。なぜかというと、仕事を指示された時にはやり方もセットで伝えられることがあるからです。一度やり方を聞いてしまうと、どうしてもそのやり方に引っ張られてしまいます。

なので、仕事のやり方を伝えられたらまず疑ってみるというのがいいかもしれません。

上司や先輩から教えられたやり方は実は非効率的だったということも意外とよくあります。むしろバイアスのかかっていない後輩の方が、本質を見極めて素晴らしい解決策を思いつくということも少なくないです。

やり方に疑問を持ったら正直に言ってみた方がいいんじゃないかと思います。もちろん上司や先輩への伝え方には少し配慮は必要ですが、「この目的って○○することですよね?だったらこうした方がいいと思ったんですがどうでしょうか?」みたいな感じで言えば問題ないはずです。経験上、一旦作業を始めてしまうとなかなか言い出しづらくなるので、できれば最初に伝えた方がいいです。目的に納得できない仕事をやっていると消耗しますしね。

目的に納得できない時の切り替え

そうは言っても、目的に納得できない仕事をやらなければならないこともあるかもしれません。

そういう時は、潔く気持ちを切り替えた方がいいです。例えば、自分だったらどうするかという思考訓練だと割り切るのがいいんじゃないかなと思います。こういう思考訓練は意外と後で役に立つことがあります。いわゆる経営者目線を持つのは難しいですが、上司や先輩目線ならある程度想像しやすいです。目的を意識するのはそのとっかかりになります。

目的に納得できない仕事はあまり楽しくないですが、まぁ割り切って色々妄想するのがいいんじゃないかというのが自分の意見です。

もちろん伝える側も意識すべき

「そもそも上司や先輩の仕事の渡し方を工夫した方がいいんじゃないの?」というのはまさにその通りで、ちゃんと相手に目的が伝わるように伝える側も意識すべきです。特に新卒の方なんかは上司や先輩から伝えられたやり方を盲目的に信じてしまいがちだったりするので、方法ではなく目的だけ共有するように強く意識した方がいいかもしれません。

要は お互い当事者意識を持とうという話で、仕事を任せる人はちゃんと目的を伝える努力をすべきだし、任せられた人は目的を意識して解決を考えるべきなんじゃないかと思います。

自分も指示を出す時には常に注意しますが、いつか後輩から 「それってやる意味ありますか?そもそも目的がぶれてると思います」とか言われたら嬉しいなぁと思ったりします。